障害児の母親になって思っていること

最近は障がいのある子や発達障害の子どもたちのお父さん・お母さんが生活の奮闘ぶりをYouTubeで上げているのを見て時代は変わったなぁ…と思っている。

いいことか悪いことかというと明らかに「良い時代がきた」と思う。

私が長男を出産した約30年前はあえて子どもに障害があることをオープンにするまでではなかったが、私たちの親世代は「ひたすら隠した」時代だったらしい。

私は息子が地域でみんなに可愛がられながら暮らしてほしいと思っていたので、すぐにオープンにした。近所づきあいや子ども会などの活動も多い比較的「いなか」だったので、隠れて暮らすのはほぼ不可能…ということもあった。隠すことによって、兄弟も生活しにくくなるので、すぐにみんなに知ってもらってよかったと思う。

それでも、息子を育てるうえで「健常の子を育てるのとはちがう悩み」はめちゃくちゃたくさんあった。ひとつずつ自分の中で答えを確立していく作業をして今まできた。

 地域の小学校・中学校に通えるのか?…で悩んだ

小学校入学の時は「障がいのある子」であることを私自身が受け入れられず、地域の普通学級に入学させた。すぐに担任の先生からは通級をすすめられ、3年生の時には長男自身が「ひまわり学級にいきたいから校長先生におねがいしてほしい」と言い出した。「しんどいんだなぁ~」と2学期から通級ではなく特別支援学級に席をおくことになった。その後、彼はすごく明るく学校生活をおくっていた。親の変な見栄でこどもを苦しめてはいけない…と反省した。

小学校卒業時には「地域の中学校の特別支援学級に通うか」「少し離れた特別支援学校に通うか」で迷った。小学校の担任の先生からの「君は地域の中学でがんばれる」と言う根拠のない(笑)アドバイスに従って地域の中学校に3年間通うことになる。

これが大成功だった。

ちょっとやんちゃな子と活動する学園祭や体育祭はめちゃくちゃ刺激的で、息子にとっては今でも楽しい思い出になっているようだ。時々昔の動画を見て興奮している。

「小学校、中学校、高等部…どこが一番楽しかった?」と尋ねると「中学校!」と即答する長男…。

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