初めて聞いた「片親疎外」という言葉

ある方のブログに「離婚した夫と息子が自分の知らないところで会っていることを知って、少しショックを受けてしまった。」というようなことが書いてあった。

離婚後「同居している親の思いと同一化し、別居親との交流を拒絶する」ことを片親疎外というのだそうだ。初めて聞く言葉だなぁ。いろんな言葉が作られるものだ。

私は離婚する時に、子どもたち3人を連れて家を出た。子どもたちも父親のことを好きではなかったし、私のいない家で父親と暮らすことは考えられないと思っていた。

しばらくして、

「子どもたちと会いたい、月に一度くらいは一緒に食事にでも出かけたい」

と言ってきた時、私は

「どうぞ、どうぞ!いつでも、好きな時に会えばいいよ、あなたの子どもなんだから…」

と言いました。

それから、彼らは今も頻繁にあっている。私に許しなど請わずに…。同居していた時よりずっと仲良くしている。

別居することで、適度な距離ができて、「良い部分」とだけつきあえるようになったようだ。

「よかった!」…と心から思う。

私にとって人生の中で、最も大切な存在である子どもたちは、子どもの父親にとってもそうであるのだ。

夫婦がうまくいかなくなったからと言って、その大切な存在を奪う権利はないし、子どもたちの父親と仲良くしたいという思いを止める権利もないのだ。

私としても、子どもたちのサポートを一人でやるより、二人でやる方がずっとラクだ。みんなが誰にも束縛されずに生きていくことが一番幸せなのだ。

子どもたちが「片親疎外」にならずに、父親とも私とも仲良くしてくれていることをありがたいなぁと思っている。

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