今週の「団地のふたり」を見て

今週の「団地のふたり」は心が動かされるシーンがいくつもあった。録画して何度も何度も見かえしている。

なっちゃん(小林聡美)の自分勝手な行動にノエチ(小泉今日子)が振り回されて、結局ケンカになってしまう。

最後にはもちろん、仲直りするのだが、あれだけいろんなことに振り回されても、一緒にいたいと思える友人がいるってやっぱり幸せだよなぁ~と思った。

保育園・小学校時代の出来事を二人で思い出す場面は泣きそうになった。私もケンカばかりしていた「みやったん」という友だちのことを思い出した。2年に一度くらい、生存確認のメールをしているが、もう会うことはなさそうだ。学生時代はあんなに一緒にいたのにね。

子どもの時の友だちって、やたらずっといっしょにいた。趣味が一緒だとか、性格が良い子だから…とかそんな理由じゃなくて、知らないうちに一緒にいるようになっていた。理由なんてなくてよかったんだな。でも、いつも誰かに振りまわされていたし、自分もいつも誰かを振り回していたな。

大人になると、自分のことでいっぱい、いっぱいになって、そういうことが、だんだんめんどくさくなってきたんだな。

最後の方で、ノエチが「非常勤講師は透明人間みたい」と言った場面もジーンときた。

「そうそう」と思った。私は、年齢的なことも考えて、働き方を変えた。自分で選んだことだから、おおむね満足しているが、たまにこのノエチの言葉のような気持ちになる。

職場で「私の代わりなんていくらもいるんだぞ」という立場であることは、重々承知していて、それでも何とか存在感を出そうとがんばっては見るものの、肩書とかって案外、重要で、「どうせ、パートでしょ」という空気は絶対にあるんだよな。それがたまにとても虚しくなる・・・

このドラマは毎回染みる。今は一番の楽しみになっている。日曜日が待ち遠しい。

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