もうけちけちしない…還暦だもの

世の中節約ブームだけど…

物価ばかり上がって、給料も上がらないなら節約するしかない…というのは当然のことで、世の中は様々な節約術があふれ、雑誌でも特集されている。みんな、お金を使わずにその上心豊かに暮らそう言うのだから、大したものだと思う。

私は全く裕福でもないサラリーマンのウチに育ち、「ウチにはお金がない」と思いながら生きてきたので、子どもの時から親にお金を使わすのを遠慮しながら生きてきた。

誕生日プレゼントは欲しかった人形は正規品じゃなくて1000円安いバッタもんで我慢したり、大学も4年生じゃなくて短大でいいし、学費の安い学校を選んだ。

そんな貧乏精神が染みついているので、今まで豪快にお金を使ったことがない。そして常に貯金がないと不安なので、銀行口座残高を細かくチェックする習慣もついている。なぜかいつもお金のことを心配して、気にしながら生きてきた。

麻生大臣が「老後は2000万必要」と公言したときには私の中では「絶対に2000万円を絶対貯めなければ」…と洗脳され、さらにケチケチ生活に拍車がかかった。

還暦目前に意外な心境の変化

国民年金は60歳まで納めることになっている。私は以前生活が苦しかった時に国民年金の掛け金を「減額・免除」していたので、「その分を今、払いませんか~もらえる年金額が増えますよ」というお知らせが来ていたが、ずっと無視していた。というのも、それを支払うことによって、もらえる年金額がふえるのだが、何才まで年金をもらえば『プラスになるのか』計算したら、84才だった。「それなら貯金でもっていたほうがいいわ。」と考えていた。

しかし、60才を前になぜか「払おう!」と気が変わった。年金もらう年(65才)が迫ってきてやっぱり数千円でも毎月の収入が増えた方が、気分的にうれしいなぁというのと、今の日本で年金を納めることが義務であるなら、できるだけの義務を果たそうという気持ちになった。

総額110万ほど…PayPayで払った。簡単且つ軽いな(笑)私にとっては110万円は大金なんだけど。

払った後なぜか「これで老後は大丈夫!」という気になったから不思議。わたしには年金がある。もう2000万円貯めなくてもよい。もうちまちまとした節約はやめた。(といってもほぼ国民年金なので、もらえる額はしれてます)

国民年金減額・免除分の請求書の束

もうケチケチしない…還暦だもの

最近は欲しいと思った物は買う。欲しいものが少々高くても、安い方にしておこうとはしなくなった。子どもや孫にあげたいと思ったらすぐに買ってあげる。

やっぱりお金は使うと楽しい。使わなくても楽しめるが、やっぱり使った方が断然楽しめる。

そんなことを60才になって初めて知るなんて、かわいそうな私…といっても幼い頃から身体に染みついている「貧乏精神」や「ケチケチ習慣」はすぐに変えれるものではないだろうが、心が欲していることをお金を理由に諦めることはやめたい。

もういいだろう!還暦だもの。

Follow me!

PAGE TOP
タイトルとURLをコピーしました