
先日出かけた嵐山は観光客であふれかえっていて、歩くのもままならないほど。そして、食べ物の値段がとても高い。前からよく食べていた「湯葉チーズ」は500円に…(以前は350円くらいだった)
何より驚いたのがフードコートのチョコバナナ(昔よくお祭りの屋台でみた)がなんと「800円!」
食べものの値段がとても上がっていて、何も食べずに帰ってきた。観光と言えば食べることも楽しみの一つになっているのだが、落ち着かない場所で、納得いかない金額のものを食べる気にならなかった。嵐山の美しい景色も人ごみで消されて、風情も何もあったもんじゃない、これでは日本人は観光に来なくなるなと思った。
11月の最後の日曜日、紅葉もそろそろ終わり。今回は嵐山を通り抜けて、嵐電にのり「龍安寺」に行ってみた。紅葉は色褪せ始めていたが、境内も庭もとてもきれいに手入れされていて、落ち着いて中を回ることができた。入館料の500円も京都では良心的な方だろう。
しっかり、京都の秋の紅葉を堪能できて満足した。
御昼ご飯がまだだったので、何か食べようということになった。ちょうど、龍安寺の敷地内で「湯豆腐」の看板があがっているのを見つけた。湯豆腐を外でいただくなんてことは、子ども時代に両親行った以来なので入ってみた。
畳敷きのお座敷から、庭を見ながら湯豆腐をいただく…なんて風流なんだろう!…ワクワクしながら席に着いた。

お品書きをみると、「湯豆腐 2000円」とあった。「精進料理付き湯豆腐 4000円」「ごはん 300円」湯豆腐を頼むと二人で4000円、もちろんご飯も欲しいから、300×2で4600円!「高い!」

私たちが困っているように見えたのだろうか。

精進料理のセットを頼まれてシェアされてもいいですよ!

じゃあそれでおねがいします。
「精進料理付き湯豆腐 4000円」に「ごはん300円」も二人でシェアした。たしかに風情はあるが、ウチで食べる生協の3パック100円の豆腐と何が違うのだろう?2人で食べてもまぁまぁお腹膨れるほど、豆腐はあった。でも、これで4300円は庶民には高すぎる。

帰り際に、

また、お越しください!
と言われたが、夫は「もう二度といかない」と店を出た後につぶやいていた。
京都の観光地、物価がおかしいことになっている。
