今までいろんな仕事をしてきたアラカンの私ですが、【くもんの先生】ほど、刺激的で魅力ある仕事はなかったです。これから始めたいと思っている人、仕事選びをしている人の参考になればと思います。
【くもんの先生】をはじめた動機
- 息子が近所のくもん教室に通っていた 火曜日と金曜日に息子を教室まで迎えに行きますが、教室の活気や優しい先生の笑顔…いつも「いいなぁ~」と思っていた
- 一番下の娘が幼稚園に入園するタイミングで仕事を始めようと思っていた
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大学の専攻が「幼児教育」であったこと、父親が小学校の教師だったことで「教育」というもの が、子どもの頃から身近なものであった
そんなある日、娘とお散歩中に見つけた「くもんの先生説明会」に吸い込まれるように入っていきました。
【くもんの先生】の仕事内容
「やろう!」と決心するとテスト⇒研修⇒テナント選び⇒PR活動と進みます。
担当局員がしっかりサポートしてくれるので不安はないです。自身でやることは家族の理解を得ること、資金準備をすることです。
週2回の教室運営
教室は15時~20時の設定が多いですが、中学生・高校生が多い教室だともう少し長く開けているところもあります。
自分の家族の予定や子どもの年齢などを考えて無理のない時間帯を初めからきっちり設定しておくことがおすすめ。「夏休みだから早くきました!」など生徒たちは案外わがまま、振り回されると私生活がバタバタします。
教室準備
慣れてくると教室中のすきま時間にできるようになりますが、初めは教室以外の日に時間をとって半日使って準備をしました。しかし、教室をきちんと回すには準備はとても大切です。
教室だよりの作成
教室のスケジュールやお知らせを書き、月一回発行します。指導者の思いを保護者に伝えるのに利用している人もいます。
個人面談などの保護者対応
公文式は保護者とのコミュニケーションがとても大切。年に1度は保護者面談をしています。
自己研鑽
研修に参加したり、教材解法など決められた課題があります。指導力を高めるためにもこれはとても重要です。大人になっても学べるなんてよい仕事です。
収支計算・確定申告
個人事業主になるので、確定申告をする必要があります。公文専用の会計ソフトがあるのでラクです。税務の相談会もあるので、初めてでも大丈夫です。
自分のリズムを作れるようになれば、教室運営もスムーズに回るようになります。1年はかかりますね。
【くもんの先生】の仕事の5つの魅力
大変なことも多いですがとにかく魅力がいっぱいの「くもんの先生」の仕事です。
魅力1 子どもたちの成長を長くみられる
学校の先生は1・2年で担任が変わりますが、くもんの指導者は長ければ10年も生徒の成長を見せてもらえます。
魅力2 子どもたちの成長を保護者と共有できる
「できなかってことができるようになった」こういう子どもたちの成長の感動を保護者と共有できることはとても幸せなことです
魅力3 教室を自分の好きなように作っていける
教室は自分の城です。レイアウトは自分のやりたいように変えられる、気の合うスタッフを選べる、仕事のやりかたを自分のペースですすめられる…雇われている立場では決してできないことが、自分の教室ということで実現できることは楽しいです
魅力4 たくさん勉強ができ、自分自身が成長しレベルアップできる
大人になってから学べます。主婦のままだったら数学も英語も全部忘れてしまったでしょう。大人になってから学力アップできます。
魅力5 自分の子どもを公文式で育てられる
指導者の子どもは無料でくもん式の学習ができます。塾代がたすかりました。
【くもんの先生】の収益
気になるお金の情報です。最初に言っておきますが、思う以上に儲かりません。
初期費用
(自宅が教室として使えない場合…テナントを借りる)
- テナントの契約金(敷金・礼金など)
- 教室の備品(机・いす・カーテン・エアコン)公文の研究会で購入できるものもある ローンも組める
初期費用(私の場合 2005年)総額約70万円(郵便局の保険を解約して充てる)
当時は開設一年目は研究会からの家賃補助などの援助がありました。結果初期費用は1年間でペイできました
毎月の収入
毎月の収入=(生徒からの会費)-(公文研究会に支払うロイヤリティ)-(必要経費)
ロイヤリティの割合は開設年数により多少差はあります。
【必要経費には次のものがあります】
- 教室の家賃
- スタッフの給料
- 教室の光熱費
- ティッシュペーパー・トイレットペーパーなどの消耗品
- お楽しみ会などイベントの費用
(参考までに)私の場合年間にのべ600人の生徒数で (生徒会費)-(ロイヤリティ)-(経費)= 約100万円(年間)…週2回の仕事と考えてこれが適当か少ないかは人それぞれだと思います
【くもんの先生】に持ち続けてほしい教育の理想
何を求めるかによって感想にちがいが大きくでる仕事です。
指導者仲間が集まると指導に関する熱いトークが始まる
指導者仲間が食事会やお茶をすると、きまって始まる自分の教室の生徒の悩みや自慢など熱いトークが始まります。
みんな純粋に子どもたちに出来るようになって欲しい、伸びてほしいと思っているので、それぞれの指導の情報交換(うまくいったことや失敗したこと)をして、自教室に取り入れようと必死です。この時間は充実した楽しい時間です
不満はお金のことが多い
くもんの先生たちの不満の多くが、「思ったより儲からない」ということでしょう。
収益については(会費-ロイヤリティー必要経費)ですが、この必要経費が思った以上に膨らみます。それは教室をよりよくしたいと思うと、「スタッフを増やしたい」「エアコンがもう一台欲しい」となります。
生徒を増やすためにもう一度チラシを入れてみようかと言うのも自己負担になります。
お金のやりくりも「くもんの先生」の大切な仕事です。
教室を始める時に【くもんの先生】になって、こどもたちの「できる」に立ち会いたいという熱い思いで始めた人が多いはず。 しかし、やっているうちに「生徒が集まらない」「お金がもうからない」と指導以外の悩みが増えていきます。
「地域に公文式の教室を立ち上げたこと」「たくさんの生徒が何年も通ってくれたこと」「未熟な私を先生と慕ってくれた生徒がいたこと」すべて、貴重な体験でした。
これから始める方には「熱い理想」を持ち続けて教室をやってほしいです。そうすれば【くもんの先生】の仕事は人生においてかけがえのない財産になるでしょう!