「くもんの先生は教えてくれない」は本当か?

「くもんの先生」の役目は子どもたちのコーチ

子どもがくもんの先生はおしえてくれない(泣)っていうんですが、ほんとうですか?

勉強をおしえてくれるはずの学習塾で教えてくれないってどういうこと?

という話(愚痴)をよく聞きます。

本当です!公文式の理念は自学自習で力をつける。指導者は極力教えません

勉強でも仕事でも、手取り足取り教えてもらったものは、身についていないことが多いです。あとで「全然つかえない…」と言うことがよくあります

「教えてもらう」というのは一見親切だし、わかったような気になります。しかしそんなことを繰り返しても、学力はなかなかつきません。

自分の頭で一生懸命考えて答えを出したものだけが、自分の力になります。

公文式においては「教材が本当の先生」です。

公文式ではそもそも先生が教える必要がない

くもんの先生は教えてくれないのではなく、教材自体が教える必要のない構成になっています。

入会時に学力診断テストを実施してできるところから学習をスタートする
⇓
完成時間内でできるようになるまで練習する
⇓
スモールステップで少しだけ難易度が増す
⇓
また早くできるようになるまで練習する
⇓
新しい単元が出てきたら、例題を見ながらやり方を学ぶ

【数学の連立方程式を(H教材)で学習する場合】…※実際の教材ではありません

2x+3y=23・・・①
5ⅹ+7y=55・・・②
を解いていきます。
⇓
係数をそろえる
①×5
②×2・・・(G教材で学習済み)
10ⅹ+15y=115・・・③
10x+14y=110・・・④
③-④ y=5・・・⑤(引き算はA・B教材で学習済み)
⑤を①に代入・・・(G教材で学習済み)
2x+3×5(C教材で学習済み)=23
2x+15=23
2x=23-15
2x=8
x=8÷2(C教材で学習済み)
x=4
答え x=4 y=5

自分で例題を見ながら解いていくのも大切な学びです。

「わからないから教えて(泣)」ってくる子は「早く終わりたいから答え教えて…」って場合が多いのでこれはグッと我慢して「自分で考えてみよう」と言います。

しっかり考えているのにわからない子には逆に答えを提示して「ここに行きつくにはどうしたらいいか考えてみて…」という場合もあります。子どもがどうしたら自分の頭を使ってくれるかを常に考えて指導しています。

くもんの先生に必要な資質は高学歴ではない

くもんの先生ってそんなに学歴、高くないですよね。それって大丈夫なんですか?

大丈夫です。「くもんの指導者」常に指導・教材の勉強をして学び続けています。

「くもんの先生」の重要な仕事は子どもたちをよく観察することです。

「体育祭の練習で疲れているから、新しいところに入るのは次にした方が良いかなぁ」「宿題の字がめちゃくちゃ荒れていたから、おうちでお母さんを困らせたんじゃないかなぁ」と、観察しています。必要であれば、子どもたちと相談して、その日の学習を決めていきます。(授業参観日や体育祭の日も把握しています)

くもんの指導者は子どもたちが自分自身で賢くなっていくのを見守る仕事なので高学歴である必要はありません。(学校でも難関大学卒業の人がよい先生であるとは限らないですよね)

もちろん指導者は短大卒業以上の学力を有していて、学力テストに合格する必要があります。

「公文式」正しい方法で学習することが大切

公文式においては「教材が先生」「指導者はコーチ」

  1. 数学…例題を見ながら学習する
  2. 国語…問題文の中に必ず答えがある。わかるまで読む
  3. 英語…イーペンシルがネイティブな英語を発してくれる

これらを正しい方法で使い学習することで本物の学力がつきます

指導者は子どもたちが常に正しい方法で学習しているかチェックしています。子どもたちはイーペンシルを聞いていなかったり、国語も隅々まで読んでなかったり…正しい方法で学習しないと本来つけてほしい力がつかないので、常に見守りチェックしています。

どんな優れた学習法もコーチが必要です。

優れた教材と学習法と優れたコーチがそろって、公文式が最大に活かせます。

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