近所のちょっとやんちゃな中2が学校の備品をわざと壊して、「弁償してください!」と学校から連絡あったらしい。それについて親は、「ちょっと、どういうこと…?」と、学校に対しての不信感で何回かやりとりをされていた。
少し前に、修学旅行で器物破損して、市が修復費用を払うというニュースがあった。
中学生くらいなら、いたずらで、物を乱暴に扱ったり、こわしてしまったりすることはある。その場合、子どもには収入がないので、親に弁償してくださいということになるのは仕方ない。私は「未成年の子どもの不祥事の責任は親がとるべき」だと考える派だ。
公共の物や、人の物を壊したら親が、弁償するべき、子どもがよその子をいじめたり、ケガさせたら、親が謝罪して、治療費などを払うべき…不慮の事故じゃない場合は。
「教育的にどうなの?」とか、いろいろ言う人もいるが、そうでもしてもらわない限り、やられた方の気持ちが収まらないのだ。学校の備品だって、みんなから集めた税金で購入している。それをわざと遊び半分で壊して、おとがめなしって、税金払っている側からしたら、「ふざけるな!」って言いたくなる。(私も高額ではないが税金払っている身)
いじめの問題も、「子どもは、未熟だから、いじめてしまいました」…では、やられた方は怒りが収まらない。
昔、息子が、同級生の男の子に傘で殴られて、目の下にけがをした。その子は、1年生なのに担任の先生に「くそばばぁ~」って言っちゃう乱暴な子で、しょっちゅう同級生にけがをさせていた。
息子がけがをしたと聞いて、その男の子のおかあさんはすぐに菓子折りをもって、家までお詫びに来られた。(お母さんは離婚して一人で子育てされてたようだ)
「乱暴な子でトラブルばっかり起こすので、保育園の時から、謝りに歩いている」と嘆いておられた。
しかしその後、男の子は、高校生になる頃には、スポーツで活躍し、大学に進み、特別支援学校の先生になった。あんなに乱暴で手が付けられなかったのに、ちゃんと育った。それは、やっぱりお母さんが、必死で育てて、子どものやった不始末はきちんと謝罪してその姿を子どもに見せてきたからなのではないか…と思う。
「なんで、学校の備品ウチが弁償せなあかんねん」ではなく、「本当にごめんなさい」と、親がきちんと謝る姿をみせることでやんちゃな子どもも変わっていくのではないか…
近所の子の親には、「今、謝る姿を親が見せることで、子どもはちゃんと育つよ、子どもが将来立派な子に育つなら備品のお金なんか安いものだよ。」と、いってあげたい。
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