NHKで放送している「団地のふたり」50代、独身、実家暮らし。 団地で生まれたノエ(小泉今日子)と奈津子(小林聡美)の幼なじみのふたりのユーモラスな友情の物語。
今週は築58年の団地の建て替え問題に揺れる住人たちの話だった。高齢化する団地だから、みんなの同意を得るのは大変そうだ。だんだん、新しくてきれいな物よりも、使い慣れた物の方が心地よくなるからね。それに、引っ越しもかなりの重労働だから、高齢者には負担が大きい。
私は、できれば、引っ越ししたい。今の家は使いにくい。
夫は自分が、苦労して購入して、ローンを払い続けた家だから、愛着もあり、立地も家もとても気に入っている。
私が6年前に引っ越してきた時は、前の家族のものをそのままで、ゴミ屋敷になる寸前だったのをここまで、整理したが、まだまだ私にとっていらないものがあふれている家。どこかに越して、二人の生活をリセットしたいという気持ちがある…が夫には気持ちも資金も全くない(笑)なので、現実的にはムリだ。
私が昔住んでいた、地域にもたくさん団地はあった。「文化住宅」という名の長屋に住んでいた私にとっては、団地住まいの友だちはちょっと憧れの存在だった。
今、YouTubeで団地でおしゃれに暮らしている動画がたくさんある。シニアで団地を「終の棲家」にしたという動画もある。人形作家の毛塚千代さんの動画は欠かさずみている。
私が今、住んでいる地域は、あいさつ程度で近所との付き合いは全くない。それはそれでラクと言えばラクだ。しかし、ドラマのように朝から、みんなが、集まって、太極拳をやったり、フラワーアレンジメントをやったり…楽しそうだなぁと思う。何より、近くに自分のことを知ってくれて気にかけてくれる人がいるのは、何とも心強いではないか。
夫の昔の仕事仲間が、奥さんに先立たれ、家も引き払って、UR賃貸住宅に引っ越すと連絡があった。京都のURは40年以上前にニュータウン計画の中建てられた、市営や府営住宅をリノベーションして、貸し出している。「団地のふたり」に憧れている私は興味津々だ。
ニュータウンは現在は若い人が出ていき、高齢者の街になっている。しかし役所や、ショッピングセンター、歯医者や郵便局も近所にあり、緑も多く住みやすい地域なのだ。
ドラマの主人公とは同世代の私…一度は憧れの団地生活をしてみたいなぁと、ドラマを見ながら思っているが、実際の団地にキョンキョンはいないだろうし、めんどくさい住人もいるかもしれない。ドラマほどは楽しくないんだろうな。
しかし、近所づきあいのうすい、(特によそから来た私は、この地域に知り合いが全くいない)この家で老後を過ごすのは寂しくないか…と、考える今日この頃だ。
昨日のドラマはとうとう建て替えが決まって、みんなが退居していくという場面だった。来週が最終回。ノエチとなっちゃんも別れ別れになるのだろうか…ちょっと悲しい。それよりドラマがあと一回で終わるというのが、寂しすぎる(泣き)
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