創立20周年記念大運動会
息子の通う「障がい福祉サービス事業所」の創立大運動会が開催された。「保護者も全員集合!」ということで、何か月も前から親も子も楽しみにしていた。
前日に近畿・北陸も梅雨入りし、お天気が心配されたが当日は暑すぎるくらい良い天気になった。
パン食い競争や変身競争・おじゃま玉入れなど、ユーモアたっぷりのたくさんの競技が用意されていて、子どもたちも保護者も本当に楽しめる一日になった。
この笑顔のために職員の方々が、どれだけ長いこと準備されてきたんだろうと思うとありがたくて仕方ない。
高等部卒業から12年
この「障がい福祉サービス事業所」と出会ったのは、息子が高等部中に職場体験でお世話になったときだ。2回体験に行ったが、いざ進路を選ぶときに、息子が、「ここがいい」と言った。あれから12年が経つ。
この事業所は仕事は厳しくしっかりと指導してくれるが、年に一度の旅行をはじめ、お花見バーベキュー・文化祭と称した温泉での忘年会など、たくさんの行事を企画してくれみんなを連れて行ってくれる。一人ひとりの能力に合わせていろんな経験をさせてくれる。
息子も仕事ではできないことやうまくいかないことで、時々悩み、私に愚痴をこぼすこともあるが、運動会でのはつらつとした活躍や、子どものような笑顔をみると、ここでお世話になって本当によかった…と思う。
息子の力を信じる
障がいのある子どもを育てていると、なんでも「親が選んであげないと」「守ってあげないと」…とついつい「お膳立て」の精神が顔を出して、先回りして、転ばぬ先の杖を用意しようとする。
そんなことは本当は少しもうまくはいっていなくて自己満足でしかないのだと思い知らされる。
この出会いもこの体験も親が用意したものではなく、まちがいなく息子本人が選んで、進んできた結果なのだ。
彼は頼りないようでも一生懸命良い環境を自分で作り、良い人にめぐりあってきたんだな。これからもきっと大丈夫だ!
いろんなことを感じた「大運動会」だった。
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