Sow Experience 鴨川「床」フレンチディナー
鮒鶴は創業明治3年の料理旅館。現在の建物は1925年に竣工した旧館と、1934年に増築された新館による南北に連なる五層楼閣建築。今もが結婚式に利用されていることや、建造物そのものの歴史的・芸術的価値が評価され、2012年4月21日文化庁より登録有形文化財(建造物)に登録されました。(鮒鶴パンフレットより)
LE UN 鮒鶴京都鴨川リゾート 川床プレミアムシート
夏の京都の風物詩「川床」を楽しむなら、 京野菜や鮎、鱧など、夏の京都の食材をふんだんに使った京フレンチをご提供する、150年余りの元料理旅館「鮒鶴」の歴史を受け継いだ、鴨川沿い最大級の大きさの川床を持つLE UN 鮒鶴京都鴨川リゾートで。
夫の息子夫婦が退職祝いに贈ってくれた「SOW experience」の体験コース。京都大好きな夫は以前から行きたかった「鮒鶴」を選んだ。初夏の鴨川「床」で「DINER C」をいただいてきた。
粋な贈り物…親孝行な息子夫婦に感謝!
上品で美味しいフレンチを「床」でいただく幸せな時間
【Diner C】〈前菜〉サーモンのマリネ 京湯葉のコンディマン キャビアと共に 〈スープ〉南瓜の冷製ポタージュ 〈魚料理〉オマール海老のロースト アメリケーヌソースお口直しの一皿 〈肉料理〉黒毛和牛フィレ肉のポワレ トリュフソース 〈デザート〉ココナッツとマンゴーアニスの香り共に
「マリネ」はわかるが「コンディマン」とは?「ポワレ」とは?聞いたこともないお料理が次々やってくるが、京都の湯葉や野菜がたくさん使われているので、フレンチだが、和も感じられる味になっている。
そしてやはり夕暮れの鴨川をすぐ横に感じながらの食事はなんと風情があるのだろう。ほんとうに憎い演出である。このシチュエーションでお料理も何倍も美味しく感じられる。
京都の魅力は京都人の努力の賜物
鮒鶴は元々日本料理屋であったらしい。今はフレンチレストランになり、結婚式もできる。歴史的な重みのある建物ではあるが、お客さんは仕事仲間の飲み会のようなラフな格好の若者や、外国の方もたくさんいる。
「そりゃ、フレンチの店にした方がお客さんは増えるよな~」と思う。入口に欄間を設え、古くさい建物にモダンな料理と鴨川を利用して京都に来る人が喜ぶ「床」をコラボさせて、訪れる人をうっとりさせる。さすが京都人!
京都に観光客が押し寄せるのは京都の人が古いものと新しいものを上手に融合させ、魅せる京都を演出しているからだ。
常になにが流行るかウケるかアンテナを張っている…京都の人は「歴史ある京都」にあぐらをかいているわけではない。古くさくならないように常に変わり続けている町だ。
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