「ワクワクする!67歳からのはじめての一人暮らし」…タイトルに惹かれて購入した。
独居老人などという、なんとなく悲哀に満ちた言葉が世の中に蔓延する中、なんともポップで楽し気なタイトル。しかし、自分が還暦を迎えた今、60歳って「想像していたより、ずっと元気」と感じているので、「ワクワクする一人暮らし」もきっとあるんだろうなぁと思って読んでみた。
著者の本田葉子さんはイラストレーター…同居していた夫と義母がなくなり、息子が独立して、公営の集合住宅に引っ越して一人暮らしがスタートする。その時いろんな気持ちがわいてくるが、その中で「ワクワク」の気持ちが一番勝っていた…というのだ。
今まで一人暮らしの経験は23歳の時の1年のみ。それも、寂しさに加えて、貯金がどんどん減る心細さで、実家に逃げ帰ったという苦い経験しかない私にとっては、想像もできない。
自分のためにだけ作る食事、自分のためにだけする掃除。今の私にはそれを楽しんでいる自分を想像できないが、この本を読むと少し憧れた。
先日、夫が保険を見直した。退職したので高い掛け金は払っていけないということで、一回り小さな保障にしたのだ。すると、死亡保険金が「10万円」になった(笑)。これじゃあ保険金殺人にはあわんな…ってか、お葬式もできんわ。
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