孫の誕生で変わる夫の人格

最近、夫は息子夫婦とのグループラインを開いては、そこにある、孫たちの成長動画や写真を見ながら、にこにこしてる。

孫を「かわいい、かわいい」と言っている私に対して、

オレはそんな風にならない

と、言っていたが、予想はみごとに外れた。

写真はもちろん、毎日眺めているし、ショッピングセンターに行っても、

ここで孫たちを遊ばせられるな

とか、

この服なら、買ってあげてももう着れるな

とか、とにかく四六時中「孫の存在」が頭から離れない。こころなしか、私にも優しくなった気がする。

こんなに「孫に、はまるかー」と驚きだ。

誰に聞いても「孫はかわいい」らしい。これって、もう人間のDNAに組み込まれているプログラムなんじゃないかと思う。頭で考えても理解できない、感情が自然と動かされる。

そして、孫が持つことで、よその小さな子どもにも「あたたかい目」を向けられる。レストランで、泣いてる子どもがいても以前なら「うるさいなー」と思っていたのが、「うちの孫も、こうやってよその人に迷惑かけてるかもしれない、お互い様だな…」と思える。

…ってことは、少子化が進むと、そういう優しい気もちや思いやりを持つ人も減ってきて、殺伐とした世の中になるのではないか。

やっぱり、子どもはたくさん生まれた方が良いな…小難しい夫が、こんなに柔らかい表情で、孫の動画をみている姿を見ると本当にそう思う。

実際、フードコートで泣き叫ぶ小さな子どもを見ると、以前は顕かに不愉快な表情で、席を変わっていた夫だが、最近は

うちの孫くらいの年かなー

と、泣いている子どもに興味を寄せている…

人格変わってるやん(笑)

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