旦那さんが定年退職してずっとうちにいると、「うっとおしくてたまらない」「ストレスがたまる」という話を嫌というほど聞かされてきた。夫も今年、退職することがわかっていたので、地獄がくるのかと、不安だった。
しかし、実際、夫がウチにいる生活は、私にとってはそれほど、不快なものではなかった。
1月に退職した夫がずっと家にいることになって8カ月が過ぎた。夫は頑固だし、家は狭いし、家の中を自分の好きなように、ちらかす人なので、ゆるミニマリストに憧れる私はどれほど、イライラさせられるだろうと、心配だったが、案外ストレスもなく、穏やかに暮らしている。
夫が退職して私もラクになったことがある。まず、朝5時前に出勤だったので、それに合わせて私は毎朝4時起きで、お弁当と朝食を用意しなくてはならなかった。夕方17時半に帰ってきて、18時に夕食を用意しなくてはならなかったし、そのためには21時過ぎには就寝をめざした。私自身も仕事に行っているのだが、夫の時間に合わせて動くことは今思うとストレスだったなぁと…
今は夫は夜更かしなので、朝昼兼用の軽食を用意すればいいし、活動量も減ったので、夕食もがっつり作らなくてよくなった。
洗濯はしてくれるし、たまには車で、私の仕事の送り迎えもしてくれる。なにより、ウチに誰か留守番がいると戸締りにもそれほど、気をつかわないし、宅配の受け取りもしてもらえるし、思ったより、快適である。
まぁ今は私が週に5日働きに出ているので、家で二人で過ごす時間は短いからだろうが。
確かに、二人が家にいて狭いリビングで私が見たくもないテレビがずっとかかっていることを想像するとそれは耐え難いかもしれない。
夫婦はなるべく時間を共にしないのが、円満の秘訣だ。
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