私にはお気に入りのYouTubeがいくつかある。フォローして、新しいものが出るたびに必ず見る…何度も見返すものもいくつかある。
主役が子どものYouTubeでは、成長を親戚の一人のような気持ちでみている。
去年の運動会では、全く何もできなかった自閉症のはるちゃんが、今年は上手に踊れた時には、胸が熱くなり、思わずテレビ(YouTubeをテレビでみている)の前で、大きな拍手をおくっていた。
お気に入りYouTubeのひとつに「2カ月のパパ」というのがある。
「おうきくん」が2ヶ月の時に離婚したパパの子育て動画だ。パパのお父さんやお母さん(おうきくんの祖父母)も協力してはくれるものの、高齢でもあるので、パパが一人で、子育てに奮闘している日常を配信している。おうきくんのかわいさとパパの明るいユーモアセンスがお気に入りポイント。
その動画を見て、今日はなんとも、切なくて胸が締め付けられる気持ちになった。
保育園に入ってすぐくらいに無邪気なおうちゃんが
ママはどこ?
と、パパを困らせる回もちょっとドキッとした。
あれから2年経ち、5歳になったおうちゃんはもういろんなことに気づき始めた。
クリスマスパーティーにだれを呼びたい?
と聞かれて、
ママはこないの?
と、聞き返すのだ。
パパは一瞬驚いて、言葉を失うが、もういつまでもごまかしてはいられない、と
ママとパパはケンカしてお別れした
と説明する。…「そうだったんだー」と私もおうちゃんと同じタイミングで知る事実。
ドラマでも、入り込んで、感情移入してしまうが、これは事実なだけに余計に気持ちが持っていかれる。今日は、一日「おうちゃん」と「パパ」のことを考えていた。
もちろん、こんな優しいパパに育てられておうちゃんはとても幸せなのだが、やっぱり5歳児に「ママがいない」っというのは、辛いよねとか、こんな可愛い「おうちゃん」を手放したママもとてもつらいのだろうなぁ~と、ママのことまで、考えていた。
「ママは、きっとおうきのことを応援してるよ!」とパパが、つぶやくように言った。見ている私たちもみんなパパとおうちゃんを応援しているよー
ドラマ作りのプロじゃない人が、出しているYouTubeだが、充分人の心を動かしている。「みんな生きているだけでドラマチックなんだな」と感じた。
にほんブログ村