【やっててよかった公文式】遅れのある子もくもんがおすすめ

遅れのある子に公文式学習がおすすめの理由

「くもん」は学校の授業についていけない子も通える塾です。

【遅れのある子どもに向いている公文式学習の特徴】

  • 個人別である・・・学力診断テストで理解度を診断。わかっているところ・つまづいているところを把握でき、学年をさかのぼって学習できる。
  • スモールステップ・・・すこしずつ難しくなる構成なのでストレスが少ない。充分に練習してから次に進むのでわからないまま進むことがない。
  • プリント学習・・・授業形式ではなく、すべてプリントから学ぶ学習法は遅れのある子も学びやすい(視覚からの情報の方がわかりやすい)
  • 日本全国にある・・・通っている学校区に一つはあるので通いやすい。相性の良い教室・指導者を選らぶことができる。転校しても継続が可能。
【遅れのある子どもに学校や学習塾などの一斉授業が向かない理由】理解や練習が充分でなくても次の単元に進んでしまいます。わからないまま次に進んでしまうと、取り戻すのは困難です。

学力に遅れのあるS君が公文式学習を始めた

S君は難産の後遺症により、言語障害と知的な遅れがありました。S君は年長組の時に公文式学習を始めました。

【S君の幼少時からのおうちでの取り組み】

  • おうちでカードやドリルを使って、ひらがなの読み書き・数字の勉強をしていた。
  • 5歳から「七田チャイルドアカデミー」に通って右脳教育を受けていた。

【5歳の年長組の時に国語と算数で入会】

入会時の学力診断テスト

  • ひらがな・数字が読めた。
  • 机の前にきちんと座って学習する姿勢もできていた。
  • 基礎からやってほしいというお母さんの希望があり、一番低い幼児教材よりスタートする。

算 数

  • たし算・ひき算も復習を繰り返すうちにできるようになる。
  • 公文式では指を使わないように指導しますが、S君はめちゃくちゃ早く指を動かすので指を使うことをとめずにそのまま進めてみた。
  • 小学校のたし算・ひき算カードの暗記は難しいが、九九はすべて暗記することができた。

国 語

  • ひらがなが読め、単語は読める
  • 2語文・3語文などの短い文章は読めるようになる。
  • 教材が進むと「わからない」「教えて」とスタッフの前で離れないことが多くなった。結果、教材を進めることができず、同じ教材ばかりを学習していた。
  • 高学年になっても話し言葉の語彙が増えなかった。(これはS君の脳の問題だと思われる)

高等部3年生まで公文式学習を続けたS君

S君のコツコツとがんばることが得意だった性格と、お母さんの厳しさのおかげで目標の高等部卒業までくもんの学習を続けました。

最終的な進度

算数・数学・・・H教材(中学2年生相当)

  • たし算・ひき算・かけ算・わり算と時間をかければできるようになりました。学校ではわり算のひっ算で特別支援学級の先生は諦めてしましましたが、公文式で復習を多くすることによってクリアすることができた。
  • わり算ができると分数計算もすらすらとできるようになった。(通分が理解できるか、心配したが例題を見ながら理解していった。)
  • 基本的なやり方を身につけたS君は方程式も連立方程式もできるようになり、因数分解の前でくもんを卒業した。

国 語・・・B教材(小学校2年生相当)

  • 短文は読めたが、文章を続けて読むことが苦手で、読解力は最終的にB教材(小学生2年生相当)
  • 10年間、国語に関しては同じところをくりかえした。答えを覚えてしまうので、あまり意味がないかと思われたが、「読むことをやめさせたくない」というお母さんの希望で高等部卒業まで続けた。
小学校では4年生から、特別支援学級に籍を置くようになりました。S君は学校ではひっ算のわり算でつまづきました。学校の先生はS君の能力はここまでだと諦めました。S君がくもんの教室に通わなければ、彼が方程式や連立方程式を学ぶことはなかったでしょう。

遅れのある子の公文の学習は親の応援が不可欠

公文式は確かに素晴らしい学習法ですが、子どもたちにとってはつらい学習法す。宿題もあり、おうちの方の応援が必要不可欠です。おうちの方は始める前に覚悟をしましょう。

遅れのある子の場合はどうしても同じプリントの復習回数が多くなります。また、宿題がわからない時の対処法などお母さんに理解していただいて、協力いただくことがとても多くなります。

毎日プリントを前に、タイムを計りまじめに取り組むのはかなりの根性がいることです。

S君は毎日同じことをたんたんと取り組むことが比較的得意だったので、公文式学習に向いていたかもしれません。

S君が公文式で身につけた力

【S君のその後】

その後知能検査で爆発的に知能指数があがることはありませんでしたが、現在、S君は就労型福祉施設で働いています。5年前にはグループホームに入所して世話人さんに助けられての一人暮らしを楽しんでいます。できることは確実に増えています。

【S君が公文式学習で身につけたこと】

  • 連立方程式ができるようになったことで、自分は数学が得意だと自信をもてている。
  • 数と言うものにずっと触れていたため、工賃の計算・買い物でのおつりなど、「お金」というもののイメージがついている。
  • 新しいことにも怯まなくなり、兄弟が持っている携帯電話に興味をもち欲しいというので、購入したところメール機能も使えるようになる。初めは難しいと思われたスマートフォンにも挑戦。
  • 今現在も話し言葉はたどたどしいが、短い文を読むことはできるので、スマートフォンのラインを使いこなし、コミュニケーションの幅がものすごく広がった。
  • 単語を入力して検索することができるので、タブレットやスマートフォンでYouTubeも楽しんでいる。
  • 根気や諦めない力、坦々と物事に取り組む力がつき、仕事も根気強く取り組めている。初めは失敗だらけだったが、今は後輩に教えられるほどに成長している。

遅れのある子・障害のある子にも読み書き計算の力は必要

S君のように学校の学習についていけない子が公文式に出会わなければ、国語や数学を学習する機会が与えられなかったのではなかったか…と思います。

遅れのある子どもや障がいのある子どもの通う特別支援学級・特別支援学校では「読み書き計算」の学習より、散歩や調理実習のような体験授業が多くなります。経験や実習で日常生活に役に立つ作業を身につけたり、情緒の安定を考えての取り組みなのでしょう。

成長して社会の一員として生きていくためには「読み・書き・計算」の力をできる限り高めておくことがその後の生活にとても役に立ち、人生を豊かにしてくれるとS君をみていて思います。

「公文式学習」が遅れのある子や障がいのある子の知的な問題をすべて解決するものではありませんが、子どもの持つ能力を最大限に伸ばし、可能性を広げるものであることはまちがいありません。

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