障がい者デイサービスで働いています
55歳で就活して、障がいある方のデイサービスにつとめて4年が経ちました。
【事業所の業務】
- 18歳以上の障がいある方の生活全般のサポートをする。
- 送迎・清掃・リクレーション活動の企画開催などをする。
【私のお仕事内容】
- 早朝より利用者さんを迎えに行く車に同乗して、乗り降りのお手伝いをしています。
足の不自由な方や、大きな声をあげちゃう人、勝手にシートベルトを外して立ち上がっちゃう人など、送迎車はいつもにぎやかで、大笑いですが、運転手が気が散らないようにみんなのテンションを抑えるのがたいへんです。
- 排泄に問題がある人のトイレ介助をします。
初めは少し抵抗ありましたが、案外すぐになれます。暴れまわる利用者さんのおむつ交換の時にはどうやったら被害が少ないか…ものすごく頭を使います。きれいに処理できると達成感もあります。
- 自分でお箸を持てない方の食事介助をします。
食にあまり興味のない方もいて、食事介助は個人により様々です。喜んで口を開けてくれる人、すぐに歩き出してどこかに行ってしまう人、おもちゃで遊びだしたり、食べ物で遊んだり…その人のくせを把握して慣れるまで苦労しました。
- 施設で所有している農園活動に参加していただくサポート
草むしりを少し手伝っていただいたり、水やりをしていただいたり…利用者さんあまり興味がないので虚しいです。
- お天気の良い日は近所をお散歩します。
めちゃくちゃ早歩きの方から、車いすの方までいらっしゃるのでそれぞれに合わせて、近所をお散歩します。危険回避ができない方が多いので、介護士は緊張感をもってのお散歩となります。
55歳の就職活動の時、私はいくつかの転職サイトを利用しました。最終的に私の就職をお世話してくれた「ことメディカル」さん。担当の若い女性がとても親身に動いてくれました。京都で介護職をお探しの方にはおすすめです。↓↓↓
介護職のやりがい
介護職とはご本人さんの生活のサポートはもちろんですが、ご家族さんの生活を支える仕事でもあります。
私には障がいのある成人する息子がいて、今現在、障がい者就労施設にお世話になっています。数年前には姑と実母が、認知症になりデイサービスや老人介護施設にお世話になりました。
どんなに元気な人でも生きている間に自分自身が、または家族が介護のおせわになることになります。介護の仕事は今の世の中になくてはならない大切な仕事です。
そのことを意識するとやりがいを感じます。
パート4年目の本音
しかし週5日、毎日同じ時間に出勤して、ほぼ同じ業務。本音を言えば飽きてきました。
パートタイマーの働き方
ウチの会社の場合、正職員が仕事の内容などをすべて考えて、企画するため、パートの人間はそれをこなすだけになる。毎日同じ作業をくりかえすことが多い。
責任はない、ウチに帰って仕事のことで頭を悩ますこともほとんどない。
パートタイマーの収入
時給1000円。昇給・賞与・退職金なし。私は会社員の主人の扶養内で働きたいので、年間130万円を超えないように、週5日・一日5時間(休憩なし)で働いています。
パートの収入は月約11万円。すべて生活費になります。決して贅沢はできません。もう少し収入が欲しいなぁとは思いますが、体力・時間にはこの働き方で満足です。
介護現場の虐待報道について思うこと
施設側は謝罪しましたが、同業者としては「わかる、わかる…そういう場面あるよね」って思います。
ウチの事業所でも、勝手に洋服を脱ごうとする利用者さん、落ちたものを拾って食べる利用者さん、人の気を引こうとわざと排便してしまう利用者さん…普通の常識が理解できない方がたくさんいます。一般的な常識や善悪に合わせて対応しようとしてもなかなか思うとおりにいきません。介護者側が引っかかれたり、叩かれたりすることは日常茶飯事です。(時には噛まれて大けがをすることも)
しかしその中でも利用者さんがどうしたら、快適に過ごすことができるか、気温を調節したり、食べ物を細かく切って提供したり、時間を決めてトイレに誘導したり…知恵を絞ってお世話をしています。
「急に服を脱いでしまった人に気がつかないこともあるよな」と理解できます。幸い私のつとめている事業所は職員の数が利用者の数に充分な数いるので、さすがに服を脱いでしまった利用者さんに長時間気づかないことはありません。しかし人手が足りない事業所であれば、そういう状況になることは想像できます。
施設内はそれは虐待ではなく、日常であることが多いのです。様々な状況もわからず、事件だ!虐待だ!と騒がないでほしいと感じます。介助や介護がたいへんな入所者や利用者の日常をサポートするのはとても体力的にも精神的にも負担のかかる仕事です。
最近のマイブーム
最近のマイブームは「毛塚千代」さんのユーチューブ
以前は断捨離・ミニマリスト・物を持たない生活に憧れていました。しかし同居人はものをためこみ捨てない性格。どんどん増える「ゴミ」のような物にイライラしていました。そのため、断捨離やお片付け動画ばかり見ていました。
しかし、最近見つけた「毛塚千代」さんの動画は衝撃でした。手作り人形作家の毛塚千代さんのチャーミングな人柄と愛情いっぱいの住まいの動画に癒しと元気をもらっています。ほんとうに素敵です!